【RetroArch】GBAのチートコードを調べる方法
さまざまなエミュレータで遊ぶことができるレトロアーチ。
その中でゲームボーイアドバンス(GBA)のソフトで使えるチートコードを調べる方法をメモ。
① レトロアーチで使えるチートコードについて
GBAソフト用のチートコードを検索するしてみるといろいろなチートコードが見つかると思いますが、レトロアーチでそのまま使えるコードはなかなか見つかりません。
GBAソフト用のチートコードはVBAコード、PARコード、X-TAコード(以下VBA、PAR、X-TAと呼びます)などありますが、レトロアーチで使用できるコードはX-TAになります。
X-TAが見つからなくてもVBAやPARをX-TAに変換することもできます。
なので、検索して出てきたコードがどのコードであるのか見分ける必要があります。
〇〇コードと書いてあれば分かりやすいのですが、書いてない場合、コードを見ればある程度判別できます。(参考程度に 必ずこの通りでないかもしれません)
VBA 例)aaaaaaaa:bbbb 左側8桁 : 右側2桁or4桁or8桁
見分け方 :(カンマ)がある
PAR 例)aaaaaaaa bbbbbbbb 左側8桁 : 右側8桁
見分け方 :(カンマ)がない、8桁-8桁で1組
X-TA 例)aaaaaaaa bbbb 左側8桁 : 右側4桁
見分け方 :(カンマ)がない、8桁-4桁で1組
② X-TAに変換する方法
このサイトを開きます(セキュリティソフトによっては「安全ではないサイトです」と出ることがあります。自己責任でお願いします)
例1)VBAをX-TAに変換する場合
検索して出てきたVBAを入力し、「from VBA」を選択する
例2)PARをX-TAに変換する場合
検索して出てきたPARを入力し、「from PAR」を選択する
③ レトロアーチで読み込めるチートコードファイル(.cht)の作り方
レトロアーチでチートコードを読み込むためには、拡張子がchtのファイルを作る必要があります。
chtファイルを編集できるようにするためにNotepad++をインストールします。
パソコンにchtファイルを編集できるソフトが入っていればそれでいいのですが、無ければNotepad++が使いやすいのでおすすめです。
③-1 Notepad++をインストールする
Notepad++ 作成者のHPからダウンロードできます
③-2 Notepad++を起動し、チートコードを書き込む
レトロアーチでチートコードを読み込む為に、決められた書き方をする必要があります。以下、GBAソフト「Mother1+2」の「Mother」で使えるコードを用いて具体的に説明します。
・1行目
cheats = 3
(説明 チートコードの総数を入力します。cheat0~cheat2で3つのコードがあるので3となります)
・3~5行目
cheat0_desc = "dummy code"
cheat0_code = "00000000 0000"
cheat0_enable = false
(説明 3~5行目で1組のチートコードになります。cheat0のコードはレトロアーチで読み込めないことがあるので、使用したいコードは7行目から入力してください)
・7~9行目
cheat1_desc = "money max"
cheat1_code = "830031A0 270F"
cheat1_enable = false
(説明 1つ目のチートコードです。7行目にチートコードの名前、8行目にX-TAコードを入れてください。ここでは所持金maxのコードを入力しています)
・11~13行目
cheat2_desc = "maxHP"
cheat2_code = "830031D2 03E7"
cheat2_enable = false
(説明 2つ目のチートコードです。ここでは主人公のHPmaxのコードを入力しています)
チートコードを増やしたい場合は、上のようなルールに従って追加してください。
以下コピペ用。編集して使ってください。
-----------------------------------------------
cheats = 3
cheat0_desc = "dummy code"
cheat0_code = "00000000 0000"
cheat0_enable = false
cheat1_desc = "money max"
cheat1_code = "830031A0 270F"
cheat1_enable = false
cheat2_desc = "maxHP"
cheat2_code = "830031D2 03E7"
cheat2_enable = false
-------------------------------------------------
③-3 拡張子を.chtと変換して保存する
名前を付けて保存を選択する。ファイル名は「●●.txt」になっていると思うので「●●.cht」と変換する。ファイルの種類は「Normal text file」のままでok
※2021/9/3追記 複数行の改造コードを使う場合
複数行の改造コードをX-TAコードに変換しようとした時、上の画像のように
「** 非対応形式 **」と表示されることがあります。
その場合、PARコードの書き方が
A6E7C5C6 B23BD4BE
15C61CB9 255665D3
E1AD41F4 82539286
となっていたら、
A6E7C5C6 B23BD4BE 15C61CB9 255665D3 E1AD41F4 82539286
のように、8桁の英数字、半角スペース、8桁の英数字、、、
と1行で入力して変換を行うことでX-TAコードに変換できます。
(VBAの場合は 8桁の英数字:2桁の英数字、半角スペース、8桁の英数字:2桁の英数字、、、
で変換できると思います)
変換したX-TAコードを上の画像のように入力すれば複数行の改造コードでも使用することができます。(ここでも8桁の英数字の間は半角スペースで一行で入力します)
以上、レトロアーチで使えるチートコードの調べ方になります。
手順③で作成した.chtファイルをレトロアーチで読み込むことでチートが使えるようになります。
レトロアーチでの操作はこちらを参考にどうぞ
s-kuromame-gameblog36235.hatenablog.jp